H28年度の貸農園期間も僅か
H28年度の野菜作り体験の期間ももう間もなく終了となります。
いつも思うことですが、あっという間に過ぎたと感じる1年でした。
野菜栽培について一年を振り返ってみたいとおもぃます。
夏野菜は、順調に成長し、トマトがとても豊作だった年でした。接ぎ苗のフルティカを導入したのが、要因のようです。お客様からは、トマトが豊作と好評でした。改めて、接ぎ苗の強さを実感しますね。
写真は夏と秋の収穫祭
8月の下旬から雨続きで、野菜の高値が続きましたね。秋は高温気候が続き、11月中旬でも青虫が野菜を食べていました。暖冬なのかなとおもったら、11月下旬に雪。12月下旬から1月にかけてずっと寒い日が続きました。こんな年でしたが、どの農家も口をそろえていっているのが、カリフラワーの不作です。ポモナも例年ですと11月下旬には収穫を迎えるカリフラワーの収穫が年末から年始にかけてと、1か月遅れました。ちょっとした気候の違いでこんなに収穫がずれるものだと改めて感じた年です。
また、今年の冬野菜はニンジンとほうれん草が好評でした。前作からの切り替え期間が短い体験農園の宿命ですが、どうしてもセンチュウ被害などでニンジンやほうれん草の出来に影響が出やすいという課題がありましたが、今年はほうれん草に米ぬかなどを入れるなど、土づくりにいくつか工夫を行い、綺麗な野菜がたくさんとれました。
また、今年はイベントとしても盛りだくさんでした。ブルベリーを使ったブルベリー染は、農園ならではの贅沢な草木染め体験でした。
真っ青でとてもきれいな色がでて、良かったです。このイベントは来年も行う予定です。
夏に実施したカブトムシ取りのイベントも好評でした。カブトムシと竹笛と花火をやるイベントで、盛り上がりました。
カブトムシは少し数が少なかったですが、一人1-2匹確保できました。最近は花火ができる公園がなくなり、手持ち花火といえど、こうやってみんなでできるところが少なくなってしまいました。花火も子どもたちに「楽しかったー」といってもらえ、安心しました。
写真はハロウィンランタン作り
また、5月31日には、天皇皇后両陛下のご訪問もありました。とても光栄で貴重な体験で、一生の思い出になりました。農園の見学とクラブハウスでの懇談とあわせて50分くらいのご滞在でした。
次年度はポモナ開園から4サイクル目の野菜作り体験の年です。今年は会員の皆様のご要望を受けてこれまでの野菜メニューからの変更も多くありますので、新しい挑戦もいくつかあります。多くの方に畑のある暮らしを楽しんでいただけるよう、野菜栽培やイベントの工夫を続けていきます。